槍槓(チャンカン)

1ハン役 出現率:0.05%

・他家が加カンした牌でアガる

加カン:ポンしたコーツに牌を追加してカンツにすること

解説

他家が加槓した牌が自分のアタリ牌の場合、アガリとすることができ、これを槍槓(チャンカン)と呼んで1ハン役としています。

カンは4枚すべての牌を使うため、カンされた牌でアガることはできなくなりますが、加槓にのみ救済措置が用意されているというわけです。また、捨てられていない牌で出アガリする唯一の方法でもあります。

1ハン役のなかでも嶺上開花(リンシャンカイホウ)と並んでレアな役ですので、あまり目にする機会はないでしょう。しかしチャンカンは、むしろ見逃すことで痛手をこうむるために無視できない存在です。チャンカンの機会を見逃すと、通常の出アガリの見逃しと同様に、振聴(フリテン)となってしまうからです。ちなみにフリテンの牌をチャンカンした場合にも、チョンボとなります。

なお、チャンカンされるとカンの成立が阻止されるため、カンドラ表示牌はめくられません。

二重にレアなケースですが、「国士無双なら暗槓のチャンカンも可能」という特殊ルールが設定されている場合があります。国士無双をする予定のある方は事前に必ず確認しておきましょう。