混老頭(ホンロウトウ)

2ハン役 出現率:0.08%

混老頭(ホンロウトウ)画像

・1または9の数牌と字牌だけで雀頭とコーツ4つを作る(カンツも可)
・鳴いても2ハン
・必ず対々和か七対子と複合する(計4ハン)

コーツ:同じ牌3つでできたメンツ
カンツ:カンして作った同じ牌4つでできたメンツ
鳴く:ポン、チー、カン(大明槓)をすること

解説

ヤオチュー牌(1と9と字牌)だけを使って雀頭と4つの刻子(コーツ)を作ると混老頭という2ハン役となります。略して「ホンロウ」と呼ばれます。

喰い下がりがなく、鳴いても2ハンのままです。

七対子(チートイツ)型のホンロウもあります。

七対子(チートイツ)型混老頭(ホンロウトウ)画像

2ハン役の対々和か七対子と必ず複合するため、ホンロウのアガリは常に4ハン以上となります。

字牌を含めなければ上位役の役満、清老頭(チンロウトウ)となります。字牌だけなら字一色(ツーイーソー)という役満になります。

ヤオチュー牌の現実的な活用法

ヤオチュー牌は13種52枚、そのうち14枚をコーツかトイツにまとめ上げるホンロウは、とても難度の高い役ですから、配牌の時点で実現の可能性が決まると言ってよいでしょう。ヤオチュー牌が異様に多ければ有望となりますが、その場合にはとりあえず役満の国士無双(こくしむそう)の夢を見るのが普通です。国士を目指してみたが、けっきょくホンロウに落ち着いた、というのはよく聞く話です。

基本的には、チートイ型で固まる前に、ポンしてコーツを作ってゆくことが多くなります。ヤオチュー牌は捨てられやすく、鳴きやすい牌でもあることが若干のアドバンテージです。役牌を鳴ければ旨味が増すという楽しみもあります。

しかし鳴けば鳴くほど狙いがバレバレになってゆきます。ホンロウ狙いに限らず、ヤオチュー牌を鳴くことは他家の警戒をあおる行為となりますから、その意味でもアガリが難しくなっています。