清一色(チンイーソー)

6ハン役 出現率:0.9%

清一色(チンイーソー)画像

・同じ種類の数牌のみで作る
・鳴いたら5ハン

鳴く:ポン、チー、カン(大明槓)をすること

解説

萬子(マンズ)、筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)いずれかの数牌だけで手をまとめると清一色(チンイーソー)という5ハン役になります。「チンイツ」と略されます。

鳴くと5ハンになります(喰い下がり)。

七対子(チートイツ)型のチンイツもあります。

七対子(チートイツ)型清一色(チンイーソー)画像

多面張クイズ

清一色(チンイーソー)待ち画像

上のテンパイは、何待ちでしょうか?

下位役のホンイツにもその傾向がありますが、チンイツではより多面張でのテンパイをむかえやすくなります。時にはクイズかのごとく複雑な待ちとなって頭を使わされます。そういう面でも難度が高く、上級者への昇進試験にふさわしい大物手と言えます。

なお、先ほどのクイズの正解は、九萬以外のすべてです。

染め手の王道

チンイツは、役満を除けば最上位の役であり、鳴いても満貫以上のアガリとなる大物手であり、これぞまさに染め手だと感服せざるをえない見栄えを誇っています。それだけに難度は非常に高く、「メンチン」や「タテチン」と呼ばれる門前(メンゼン)でのチンイツは、単純に確率で見ても役満なみの難しさとなっています。

そのためチンイツを狙う際は、鳴いてゆく場合が多いです。多面張に対応できない初心者の方でも、鳴いて手牌がせまくなれば対応しやすくなります。鳴いてチンイツのみの手でも満貫ですので、ホンイツのように「バカチン」などと言われることはないでしょう。

ただし鳴いて作ってゆく場合でも、なんでもかんでも鳴けばよいというものではありません。待ちが苦しくなりそうな部分を選んで上手に鳴いてゆきましょう。いきなり真ん中の牌(4〜6)だけでチーするなどは早計となります。また、どうせ鳴くのであれば、ついでに一気通貫(いっきつうかん)なども狙ってみてください。