四槓子(スーカンツ)

役満 出現率:0.00002%

四槓子(スーカンツ)画像

・カンツを4つ作る
・鳴いても役満

カンツ:カンして作った同じ牌4つでできたメンツ
鳴く:ポン、チー、カン(大明槓)をすること

解説

槓子(暗槓、大明槓、加槓どれでも)を4つ作ると四槓子(スーカンツ)という役満になります。

鳴いても成立します。

4回のカンで四開槓(スーカイカン)により途中流局となるルールが一般的ですが、だれかがひとりで4回おこなった場合、すなわち四槓子をテンパイしたときには、例外として対局が続けられます。(5回目のカンは不可)

四槓子には責任払い(包)のルールが設定されている場合があります。すでに3つのカンツを作っている人に、4度目のカン(大明槓)をされてしまった人は、役満の完成を助けたとして責任を負わされます。その四槓子でアガられた場合、ツモなら責任者ひとりで、ロンなら放銃者と折半で、点を払わねばなりません。

幻の役満

四槓子は、条件こそ至ってシンプルですが、最高難度の役満であり、幻と言われるほどです。九蓮宝燈(チューレンポートウ)なら、死んでもアガりたいと思う人が大勢いますが、四槓子は到底ムリだと眼中に入れない人が少なくありません。

その難しさについては、「幻の2ハン役」こと三槓子の項で述べている難点が深まることに加え、フィニッシュが必ず単騎待ちになることも難度を高めています。

まず実戦で見ることはないでしょうが、もし四槓子の現場に出くわしたならば、とりあえず、ほっぺたをつねってみましょう。