大三元(ダイサンゲン)

役満 出現率:0.03%

大三元(ダイサンゲン)画像

・三元牌で3つのコーツを作る(カンツも可)
・鳴いても役満

三元牌:白、發、中の字牌
コーツ:同じ牌3つでできたメンツ
カンツ:カンして作った同じ牌4つでできたメンツ
鳴く:ポン、チー、カン(大明槓)をすること

解説

三元牌(白發中)で刻子(コーツ)3つを作ると大三元(だいさんげん)という役満となります。

鳴いても成立します。

大三元には責任払い(包)のルールが設定されている場合があります。すでに2種類の三元牌を鳴いてさらしている人に、最後の三元牌をポン(または大明槓)されてしまった人は、役満の完成を助けたとして責任を負わされます。その大三元でアガられた場合、ツモなら責任者ひとりで、ロンなら放銃者と折半で、点を払わねばなりません。

ライトな役満

大三元は、国士無双(こくしむそう)や四暗刻(スーアンコー)とともに、比較的、作りやすい役満となっています。

その理由は、9枚しか使わずに完成できる軽快さにあります。使える牌こそ限定されますが、他の役満にくらべ、この軽さは大きな強みです。

しかし三元牌で暗刻(アンコ)がそろえばいいのですが、多くの場合、鳴いて作ってゆくことになり、2つも鳴けば、これはヤバイと他家にさとられてしまいます。阻止されて下位役の小三元(しょうさんげん)に終わるケースも少なくありません。逆に言えば、失敗しても実質4ハンの役に踏みとどまれるということですから、リスクの小さい役満なのかもしれません。