三暗刻(サンアンコー)

2ハン役 出現率:0.7%

三暗刻(サンアンコー)画像

・アンコを3つ含める(暗カンも可)
・鳴いても2ハン

アンコ:鳴かずに作ったコーツ
暗カン:鳴かずに作ったカンツ
コーツ:同じ牌3つでできたメンツ
カンツ:カンして作った同じ牌4つでできたメンツ
鳴く:ポン、チー、カン(大明槓)をすること

解説

手牌に暗刻(アンコ)を3つ作ると三暗刻(サンアンコー)という2ハン役になります。

前掲の画像では、一萬か八索をツモったときのみ三暗刻のアガリとなります。ロンしてしまうと、そのコーツはポン同様に明刻(ミンコ)となってしまうため、三暗刻が成立しません。

喰い下がりがなく、鳴いても2ハンのままですが、鳴けるのは必然的に1回だけとなります。

3つのアンコには暗槓(アンカン)が含まれていてもかまいません。

上位役として役満の四暗刻(スーアンコー)があります。

スルーされがち三暗刻

三暗刻は、4面子(メンツ)のうち1つが順子(シュンツ)でもかまわないという点では楽なのですが、いかんせん3つもアンコを作らなければならないため、トイトイにくらべて大幅に難度が高くなっています。そのわりにハン数が低いというのも問題です。

結果、三暗刻でアガるくらいなら役満の四暗刻(スーアンコー)を目指すという人が多いので、より影の薄い役となってしまっています。積極的な出番としては、ツモでの四暗刻のアガリをあきらめたとき(他家からアタリ牌の最後の1枚が捨てられたときなど)、出アガリでトイトイと複合させるくらいしかないのが実情です。四暗刻の残念賞といった存在感です。