一盃口(イーペーコー)

1ハン役 出現率:4.5%

一盃口(イーペーコー)画像

・メンゼンのみ
・同じ種類で同じ並びのシュンツを2つ含む

メンゼン:ポン、チー、カン(大明槓)をしていない状態のこと
シュンツ:連続する数牌3つでできたメンツ

解説

門前(メンゼン)のとき、同じ種類で同じ並びの順子(シュンツ)を2つ含んだ手でアガると一盃口(イーペーコー)という1ハン役がつきます。別名として「一色同順」や「一色二順」があります。

待ちを広く取るように手牌を整えていると、自然に一盃口の芽が生まれたりするので、意外と作りやすい役となっています。また同時に、平和(ピンフ)と複合しやすい役でもあります。

高目一盃口

一盃口アルアルとしてよく体験するのが「高目一盃口」(たかめ一盃口)の局面です。

高目一盃口(タカメイーペーコー)画像

上図の聴牌(テンパイ)では、三筒でアガれば一盃口がつきますが、六筒ではピンフのみになってしまいます。多面待ちでありながら特定の牌でアガれば一盃口となって点が高くなる(高目)という形勢です。

この形勢でリーチをかけていて、他家が捨てた六筒を見逃すとフリテンとなり、一盃口にするには三筒を自分でツモるしか手がなくなります。通常は、一盃口程度ではフリテンの窮地に立つほどの価値はないので、おとなしく他家の六筒でアガって軽く残念がるにとどめるべきですが、点差などの状況によってはフリテンが必要になるかもしれません。