役満 出現率:0.0006%
・メンゼンのみ
・同じ種類の数牌のみで作る
・1と9を3枚、その他の数字を1枚ずつそろえ、うち1種類を加えた形で完成
門前(メンゼン)にて、同じ種類の数牌のみを使い、1と9を3枚、その他の数牌を1枚ずつそろえ、うち1種類を1枚くわえることで、九蓮宝燈(チューレンポートウ)という役満になります。
ややこしい条件ですが、元来は前掲の画像のように、萬子(マンズ)の九面待ちでアガることをもって九蓮宝燈としていました。現在は、筒子(ピンズ)や索子(ソーズ)でもよくなり、最終的に九蓮宝燈のアガリの姿になればよいとして待ちの形も問われなくなっています。元来のケースは「純正九蓮宝燈」と呼ばれます。
九蓮宝燈は、麻雀の役のなかで最高難度を誇り、雀士あこがれの役満となっています。あまりに難しいため、これをアガったら死ぬという伝説はあまりにも有名です。ちなみに英語では、日本の伝説を知ってか知らずか、Heavens Doorと呼ばれることがあります。
ほとんどの雀士が、今日も元気に麻雀を楽しんでいられるのは、九蓮宝燈をアガったことがないおかげでしょう。