三色同順(さんしょくどうじゅん)

2ハン役 出現率:3.4%

三色同順(さんしょくどうじゅん)画像

・マンズ、ピンズ、ソーズそれぞれで同じ並びのシュンツをそろえる
・鳴いたら1ハン

シュンツ:連続する数牌3つでできたメンツ
鳴く:ポン、チー、カン(大明槓)をすること

解説

萬子(マンズ)、筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)の3色それぞれで、同じ数の並びの順子(シュンツ)を作ると、三色同順(さんしょくどうじゅん)という2ハン役になります。ほかに三色同刻(さんしょくドーコー)という役もありますが、通常「三色」と略した場合には、出現率の高い三色同順のほうを指します。

鳴くと1ハンになります(喰い下がり)。

タンピン三色

3つのシュンツで構成される三色同順は、必然的に平和(ピンフ)と複合しやすく、付随して断ヤオ(タンヤオ)とも組み合わせやすい役です。これら3役をまとめて「タンピン三色」と言えば、地味な高得点の代表格となっています。リーチやメンゼンツモがからめば満貫のアガリです。

したがってピンフ型で手をまとめる場合には、常に意識しておきたい役です。ピンフからの地道な努力の結晶が三色と言ってもよいかもしれません。

三色同順(さんしょくどうじゅん)画像2

上図のテンパイでは、六筒でアガればタンピン三色ですが、九筒でアガってしまうと三色がなく、タンヤオまでも失い、ただのピンフになってしまいます。このような場合には、六筒の残り枚数によっては、出てきた九筒を見逃してフリテンになってでも六筒を追い求めるという選択肢がありえます。

また、三色同順は、基本的にメンゼンで作るべき役です。チーして作ると、ピンフと複合できなくなり、喰い下がりのため1ハン役に降格、タンヤオと組み合わせても2ハンにしかなりません。そういう意味でも、あくまでピンフの延長にある役と考えるべきでしょう。