海底(ハイテイ)

1ハン役 出現率:0.9%

・山の最後の牌をツモってアガる(海底摸月)
・局の最後の捨て牌でアガる(河底撈魚)

解説

山の最後の牌を海底牌(ハイテイ牌)と呼びますが、それをツモってアガると海底摸月(ハイテイモーユエ)またの名を海底撈月(ハイテイラオユエ)という1ハン役となります。略して「海底」(ハイテイ)と呼びます。

また、海底牌をツモった人が捨てた牌、すなわち局の最後の捨て牌を河底牌(ホウテイはい)と呼びますが、それをロンしてアガると河底撈魚(ホウテイラオユイ)という1ハン役になります。本来は海底摸月とは別の役ですが、似たようなものとしてハイテイとひとくくりにされています。

いずれも「最後の最後のチャンス」といったコンセプトの役です。たとえば、役なしでテンパイしたまま流局しようかというとき、最後におとずれる小さな希望となります。ネーミングと言いコンセプトと言い、なかなか小粋な役ではないでしょうか。

まさに海に映る月をすくい取ることができないように、狙って取れる役ではありませんが、役なしからハイテイでアガることができると、世のなか捨てたものではないと感じること請け合いのちょっとハッピーな役です。